不眠対策にツボが話題です。病院外来で睡眠薬をもらう治療法もありますが、妊娠中などには不安ですし依存するのもちょっと…。アロマやハーブなどの手もありますが好みがあります。その点、ツボ刺激はとても手軽な不眠解消法と評判を呼んでいるのです。
不眠解消…薬やアロマ、ハーブなどいろいろ対策法があるのにツボがもてはやされる理由。
不眠対策にツボがはやっているのはご存じでしょうか。
ツボは「経穴 (けいけつ)」とも呼ばれ、人体には300カ所以上あるといわれます。
その数は、諸説によって解釈がことなっており、361カ所、354カ所…いくつかの説があります。
現代医学による理論的・実証的裏付けが完全になされているわけではありませんが、数千年に及ぶ経験医学により、さまざまな効能が伝えられています。
その原理がすべて明らかになっているわけではないですが、「内臓体表反射」といって、内臓が具合が悪くなった時、皮膚表面の特定の部位にそれが「反射」あるいは「反応」するように変化が現れることが知られています。
皮膚正面のその部分を刺激することで、身体の内面に働きかけようとするのがツボによる施術の原理だと思います。
さて、ツボは、長い歴史をもち、いろいろな症状の治療に用いられています。
たとえば、肩こりや腰痛、低血圧や便秘などですが、不眠にも効果のあるツボがあります。
不眠症ならば病院外来へ行って睡眠薬を処方してもらうのが手っ取り早い…そういう考えもあるかもしれません。
たしかに不眠症に効く薬はあります。
しかしながら、基本的に妊娠中は薬を飲めません。
有名なサリドマイドも睡眠薬でした。
また、医者の処方に従って飲んでいれば安全なはずですが、それを違えたとき、依存などの不安もあります。
その点、ツボならば手軽ですし、薬のような不安もありません。
不眠を改善するとされるアロマやハーブ、サプリメントなどもありますが、好みに合わない場合はやはり抵抗があるでしょう。
不眠のツボ(つぼ)はどこにある?鍼灸治療ではどのツボを使う?
不眠症向けの自分で触れるツボとして手軽なポイントが「安眠点」という場所です。
ここは耳の後ろのちょっと下側・後頭部にあります。
探し方はこんな感じ。
耳たぶのうしろに骨の突起があり、そのちょっと前にくぼみがあります。
このくぼみから、後ろへ向かって手指2本分進んだところが第1安眠点(安眠点はふたつあります)です。
そして、そこからさらに指2本分進んだところが、第2安眠点です。
ここを押すとコリコリしたしこりがあったりしますが、それをほぐすように押します。
頭がす〜〜っとする感覚がして、眠りが近くなる気がします。
また、背中にある 「肝兪」というツボも不眠と関わりがあるとされています。
このツボが硬くこったり緊張したりすると、不眠症や胃弱、消化不良、肝臓機能の低下などの原因につながるといわれています。
そのことから、この「肝兪」は不眠の名穴とも言われ、鍼灸治療院などでは、ここに鍼を打つなどの治療が行われたりしています。
これらのツボで不眠が楽になることがあると思います。
しかし、不眠の原因は実にたくさんあります。
うつ病、食べ物、更年期、生理前、不安、ストレス、花粉症、統合失調症、自律神経失調症、イライラ…。
それらすべてにツボが対応するわけではありません。
原因がつきとめられたなら、それを解消する努力もしておくほうがよいでしょう。